19話では、ヴィンチェンツォたちが地下からこっそり金を移動させていたことが判明。
バベル・タワーの訴訟では、チャヨンたちが見事勝利し、チョン検事はヴィンチェンツォによって処刑されました。
一方、ミョンヒの策略で拘置所から出所したハンソクはチャヨンとハンソを拉致し、ヴィンチェンツォを呼び寄せました。
最後は、ヴィンチェンツォを庇ったチャヨンがハンソクの放った銃弾に倒れ...というシーンで終わりました。
ついに最終話!!
果たしてチャヨンは助かるのか?
ヴィンチェンツォとハンソク、悪党と悪党の対決の行方は!?
目次
『ヴィンチェンツォ』第20話(最終回)あらすじ(ネタバレなし)
深い憎しみと報復心にとらわれ、暴走するハンソク(オク・テギョン)。マフィアとしての正義を貫くべく、敵をとことん苦めたうえで地獄に送るヴィンチェンツォ(ソン・ジュンギ)。
引用元:Netflix
『ヴィンチェンツォ』第20話(最終回)あらすじ※ネタバレあり
ハンソの死
意識が朦朧とするチャヨン(チョン・ヨビン)を支えるヴィンチェンツォ(ソン・ジュンギ)。
一方、ハンソ(クァク・ドンヨン)はハンソク(オク・テギョン)に掴みかかり、「お前は絶対に生まれるべきじゃなかった。クズめ」と言い放ちました。
すると、銃声が。
撃たれたハンソは倒れ、ハンソクは逃走。
ヴィンチェンツォはハンソに駆け寄ります。
「さすが俺の弟だ」と声をかけますが、ハンソは「生まれて初めて、誰かの役に立てた」と告げ、息絶えるのでした...。
最後の夜
病室で目を覚ましたチャヨン。
付き添うヴィンチェンツォに「私は一緒に闘って撃たれただけ。心配せずに、全てを終わらせて」と告げます。
お互いにとって会えるのは今夜が最後。
「約束は守る。必ず」と告げるヴィンチェンツォに、チャヨンは「全て終わったら、私には連絡せず、すぐに韓国を離れて」とお願いをするのでした。
スンヒョクの死
ミョンヒ(キム・ヨジン)を出所させれば命は助けてやる、とヴィンチェンツォに取引を持ちかけられたスンヒョク(チョ・ハンチョル)。
取引に応じ、すぐにミョンヒを釈放させます。
出所したミョンヒに、ヴィンチェンツォから電話が。
「出所おめでとう。今日が命日になる」と脅迫されたミョンヒ。
すぐにスンヒョクの裏切りをハンソクに報告します。
ハンソクの怒りを買ったスンヒョクは、ハンソクの手下たちに南東部地方裁判所前で刺殺されるのでした...。
ミョンヒの死
国外逃亡を図るも、ヴィンチェンツォに捕まったミョンヒ。
廃墟にて、椅子に固定された状態で目を覚まします。
「いくらカッコつけて私を殺しても、あんたと私は同類なのよ」と告げるミョンヒに、ヴィンチェンツォは「それは違うな。俺は、夜叉と羅刹を従える多聞天だ」と返します。
手前に、プラザの僧侶の元を訪れていたヴィンチェンツォ。
「俺は変われそうにない」と弱音を吐くと、僧侶から夜叉と羅刹という悪鬼を従えてお釈迦様の教えを守る武神”多聞天”の話をされ、「あなたは罪深い。お釈迦様のようにはなれません。だから夜叉と羅刹を連れて、人々のために闘うのです。そうすれば時々は、お釈迦様が褒めてくださるでしょう」と助言を受けていたのです。
ヴィンチェンツォは慈悲を求めるミョンヒを無視し、曲を流すと、火を放ちました。
ミョンヒは踊るように炎に包まれるのでした...。
復讐の終わり
ハンソ殺害容疑で指名手配され、海外への逃亡を企てるハンソク。
しかし、居場所を突き止められ、ヴィンチェンツォに拉致されます。
廃墟で目を覚ましたハンソクは、何かの装置の上に座らされていました。
それは、ヴィンチェンツォがロシアのマフィアに教わった”贖罪の槍”という装置。
5分ごとに5ミリずつ胸を突き刺していき、やがて肺に達して死に至るという。
宣言通り、ハンソクに想像を絶する苦痛を味わせようとするヴィンチェンツォ。
必死で命乞いするハンソクを無視し、装置が自動で動くよう設定します。
そして、戦利品としてハンソクの腕時計を奪い、その場をあとに。
翌朝、
ハンソクは絶命し、カラスの餌食になるのでした...。
別れ
ミョンヒたち殺害の容疑で指名手配されたヴィンチェンツォ。
チョ社長(チェ・ヨンジュン)やギソク(イム・チョルス)の助けを借りて、すぐに韓国を離れることに。
空港へ向かおうとすると、チャヨンと事務長(ユン・ビョンヒ)が見送りにやって来ます。
ヴィンチェンツォはチャヨンをハグし、別れの挨拶。
その後、チャヨンは大粒の涙を流すのでした。
カサノ・クムガ・ファミリー
1年後。
演説中のキム・ソグの前に現れたチャヨンとクムガ・プラザの入居者たち。
プラザ周辺の再開発を訴えるキムに対し、”カサノ・クムガ・ファミリー”を名乗った入居者たちは、戦闘モードに。
その間、チャヨンは裁判所へ向かいます。
チャヨンはシングァン銀行ファン会長殺害事件の再審で勝利し、ついにギョンジャ(ユン・ボクイン)の濡れ衣を晴らすのでした。
再会
韓国・イタリア修好記念美術展を訪れたチャヨン。
作品を見ていると、「絵と戦争は離れて見るべきだ」と声をかけられます。
振り向くと、そこにはヴィンチェンツォが。
使節団に紛れてやって来て、明日には帰るという。
1年のうちで修好記念日だけしか韓国へ来られないヴィンチェンツォは「代わりに俺の島に招待する」とチャヨンに告げます。
現在は、マルタの近くに買った無人島で、カサノ家と共に密かに暮らしていました。
「金を隠してくれてありがとう」とお礼を言うヴィンチェンツォ。
実は、プラザの寺の地下から運び出した金塊は、チャヨンの自宅の地下倉庫に移動させていたのです。
「会いたかった」と思いを口にするチャヨン。
ヴィンチェンツォも「俺も。島で、ずっとあなたのことを考えてた」と告白しますが、チャヨンは「信じられない」と返します。
すると、ヴィンチェンツォはチャヨンにキス。
「信じてくれる?悪党はとにかくしぶとい。愛することさえも」と告げ、チャヨンと熱烈に唇を重ねました。
その後、チャヨンと別れ、一人歩くヴィンチェンツォ。
「俺は相変わらず悪党で、正義に興味はない。悪党も平和な世の中を望んでいる。だがそれは叶わないから、新たな趣味ができた。クズを始末すること。”悪は強く、果てしないものだ”」と心の中で呟くのでした。
『ヴィンチェンツォ』第20話(最終回)感想
復讐劇が完遂された、最高の結末でした!
衝撃的だったのはミョンヒとハンソクの処刑シーン。
ヴィンチェンツォのあまりの容赦のなさに衝撃を受けましたが、亡くなった犠牲者たちのことを考えると、報われる思いになりました!
ハンソの死は悲しかったです...。
それまでの愚行を反省し、健全な会社経営を目指して頑張っていただけに、生きていてほしかった...。
最後、身を挺してチャヨンとヴィンチェンツォを守ろうとした姿はとても逞しかったですね!
ヴィンチェンツォも最後はハンソのことを”弟”と呼び、2人の本当の兄弟のような絆には涙が止まらず。
プラザの入居者たちの活躍も頼もしかった!
当初は突如現れたヴィンチェンツォのことをいぶかしく思っていた彼らが、命懸けでヴィンチェンツォに手を貸す姿は感動的!
ヴィンチェンツォが韓国を去ったあとも、”カサノ・クムガ・ファミリー”を名乗って悪に立ち向かっているのを見て、ヴィンチェンツォとの消えることのない絆が感じられて素敵でした!
再会したヴィンチェンツォとチャヨンの情熱的なキスシーンは美しかったです!
最後の最後でお互いの気持ちをはっきりと確認し合いましたね!、
2人の無人島での暮らしが見てみたい!
最後は、悪党としてクズを始末していくと表明したヴィンチェンツォ。
僧侶に勧められた「夜叉と羅刹を連れて人々のために闘う多聞天」のような生き方を自らの生き様と決めた姿が最高にかっこよかったです!
続いてドラマ全体の感想を書いていきます!
何より”悪が悪を成敗する”という斬新なストーリーが面白かった!
ヴィンチェンツォが頭脳を駆使して立てた、アッと驚くような作戦に毎度ワクワクが止まらず!
また、バベル・ウサンとの手に汗握る一進一退の攻防にも最後まで目が離せませんでした!
さらに、ギョンジャの死やチョ検事の裏切り、ハンソの仲間入りなど、全く先の読めない展開の連続にもハマりました!
魅了されたのが役者たちの演技!
まずは主人公ヴィンチェンツォを演じたソン・ジュンギ。
初登場時は冷酷非道な悪党というイメージだったのが、少しずつ人間味が溢れていったのが印象的でした。
華麗なアクションシーンにもしびれましたし、何より周囲の人々を引き寄せていくカリスマ性を体現した演技が素晴らしかったです!
また、チャヨンを演じたチョン・ヨビンの表情豊かなコメディ演技も面白かった!
今後が楽しみな女優さんの一人!
強烈なインパクトを放っていたのがオク・テギョンの悪役ぶり!
お茶目なジュヌと極悪非道なハンソク、2役の演技のギャップがありすぎて度肝を抜かれました!
まちがいなく韓国ドラマ史上に残る悪役!
『ヴィンチェンツォ』は、復讐劇と法廷ドラマを中心に描きつつ、アクションやサスペンス要素、友情、恋模様なども盛り込まれ、新しいジャンルのドラマに出会えたような感覚に浸れる作品です!
\ヴィンチェンツォ第19話はコチラ/
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【ヴィンチェンツォ】第19話あらすじ・感想(ネタバレあり)
18話では、ヴィンチェンツォがハンソとの巧みな演技で国際警察から上手く逃れました。 また、ヴィンチェンツォたちはハンソクの駒を次々と片付けていき、ハンソクを拘置所へ入れることにも成功。 イタリアでカサ ...
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