2020年に社会現象となった韓国ドラマといえば、『愛の不時着』。
そして2021年、ポスト『愛の不時着』と呼ばれ、現在日本のNetflixで上位をキープし続けている韓国ドラマを知っていますか?
その作品とは、『ヴィンチェンツォ』。
マフィアの顧問を務める韓国系イタリア人の弁護士が、莫大な富と利権を握る巨大組織に正義の鉄ついを下すため、母国・韓国で壮絶な戦いを繰り広げる法廷ブラック・コメディです!
今年2月に放送が開始されるや、たちまち話題に!
韓国tvNの最終話の視聴率は16.2%を記録し、自己最高を更新しました!
本作のタイトルロールである、冷徹で非情な主人公ヴィンチェンツォ・カサノを演じるのは、ソン・ジュンギ。
2016年に主演を務めた空前の大ヒット作『太陽の末裔』に涙した人も多いのでは?
また、『ヴィンチェンツォ』をきっかけに知名度が急上昇中の女優チョン・ヨビンや、『梨泰院クラス』のチャン・デヒ会長役が記憶に新しいユ・ジェミョンらが共演!
”韓国ドラマの新ジャンルが誕生した”と話題沸騰中の韓国ドラマ『ヴィンチェンツォ』は一体どんなドラマなんでしょうか?
1話ずつ紹介したいと思います!
目次
『ヴィンチェンツォ』第1話あらすじ(ネタバレなし)
韓国に到着早々、犯罪に巻き込まれたヴィンチェンツォ(ソン・ジュンギ)は、目的のビルで入居者たちと対面する。ホン・ユチャン(ユ・ジェミョン)から絶縁されてしまうホン・チャヨン(チョン・ヨビン)。
引用元:Netflix
『ヴィンチェンツォ』第1話あらすじ※ネタバレあり
ヴィンチェンツォ・カサノ
”俺の目的は、このビルを壊すことだ”
そう心の中で呟く一人の男。
物語は72時間前のイタリア・ローマに遡る。
イタリアマフィアの顧問弁護士ヴィンチェンツォ・カサノ(ソン・ジュンギ)は、エミリオに会うためブドウ農園へ。
契約へのサインを求めるも、エミリオとの交渉は決裂します。
エミリオに「野蛮な東洋人め」と侮辱されたヴィンチェンツォ。
「東洋人を見下すと、痛い目に遭うぞ」と警告し、広大なブドウ園にライターで火をつけ立ち去るのでした。
命を狙われるヴィンチェンツォ
その後、ヴィンチェンツォはボスの葬儀に出席。
ボスの長男でヴィンチェンツォの兄弟分でもあるパオロは、農場を焼き尽くしたヴィンチェンツォのやり方を非難します。
「今や俺がボスだ。忠誠心を見せてくれ」と告げると、ヴィンチェンツォは「俺はいつでも忠誠を尽くす。それに値すればな」と言い放ちました。
その夜、ヴィンチェンツォはパオロが仕向けた暗殺者たちに命を狙われるも、全員を銃殺。
その後、パオロに電話すると、彼の車を爆破しました。
そして、「イタリアにはもう戻らない。今度会いに来たときは、車から降りる前に爆破する」とパオロに警告するのでした。
正反対な父娘
一方、ウサン法律事務所に勤める敏腕弁護士ホン・チャヨン(チョン・ヨビン)は、ある相手と法廷で争いを繰り広げていました。
その相手とは、チャヨンの父で同じく弁護士のホン・ユチャン(ユ・ジェミョン)。
金と権力が正義だと考える娘チャヨンと、弱者の立場に立つ父ユチャンは互いに犬猿の仲。
弁護士としての正義感に溢れるユチャンは、製薬実験の被験者を金で買収する娘チャヨンを許すことができず、「今度こそ、本当に縁を切ってやる」と怒りを見せるのでした。
ヴィンチェンツォの目的
韓国に到着したヴィンチェンツォ。
しかし、半ば無理やり乗せられたタクシーの中で眠気に襲われ、眠ってしまいます。
目覚めると、目の前には2人組の盗人の姿が。
金や時計などを盗まれ、ヴィンチェンツォは空き地に置き去りにされます。
屈辱を受けたヴィンチェンツォは激昂しますが、何とかクムガ・プラザへと向かいます。
ヴィンチェンツォが韓国に戻ってきた目的は、クムガ・プラザを壊し、地下に隠されている15トンの金塊を回収することでした。
5年前。
古い建物を購入すると地下に密室を作って大量の金を隠してきたカサノファミリーは、中国出身の大富豪ワン・シャオリンの依頼を受け、大量の金塊を韓国ソウルの古い建物クムガ・プラザの地下に隠していたのです。
クムガ・プラザに到着したヴィンチェンツォ。
ビルのオーナーであるチョ社長(チェ・ヨンジュン)と会い、滞在する部屋へと案内されます。
ところが、部屋はシャワーの調子がおかしかったりと不備だらけ。
クレイジーな住居者たちにも呆れました。
その後、ヴィンチェンツォはクムガ・プラザの3階に住むユチャンに自己紹介。
ユチャンは開発反対の会の会長を務めていました。
オ・ギョンジャ
ハンジュ女子刑務所を訪れたユチャン。
5年前、セクハラを受けたにもかかわらず濡れ衣を着せられ収監中の女性オ・ギョンジャ(ユン・ボクイン)と面会します。
ユチャンは長年、事件の再審を訴えるよう彼女を説得していました。
しかし、内心諦めているギョンジャは今回も拒否するのでした。
同意する住居者たち
バベル建設のチーム長と会い、巨額の買収価格を提示されたヴィンチェンツォ。
しかし、この提案を拒否します。
チーム長から「バベル建設を甘く見たら後悔しますよ」と脅されますが、ヴィンチェンツォも「危険ですよ。最初で最後の忠告です」と対抗心を露わに。
その後、クムガ・プラザに戻ったヴィンチェンツォは住居者たちを集め、署名を求めます。
他に方法がない住居者たちはしぶしぶ同意することに。
ユチャンはヴィンチェンツォと2人きりになると「あなたのような人は信用しません。あなたはカネを、私は人を弁護する」と警戒しました。
宣戦布告するヴィンチェンツォ
バベル建設のチンピラたちに家族を人質に取られたチョ社長。
脅され、やむを得ず「クムガ・プラザ売買契約書」にサインします。
翌日、クムガ・プラザには「買主 バベル建設」の貼り紙が。
開発を推進しているアント・カンパニー代表のパク・ソクド(キム・ヨンウン)が手下を従えてクムガ・プラザを訪れます。
「ここは今日からバベル建設の物です」と告げ、住居者たちに退去するよう脅迫。
しかし、ユチャンも「違法だ」と対抗したことで、その場は修羅場に。
するとそこへ、ヴィンチェンツォが登場。
メジャーを使ってソクドの手を縛り付けると、彼を窓の外へぶら下げました。
そして、「バベル建設はここを違法で買った。俺はそんな汚いマネを絶対許さない。俺はこのビルを必ず取り返し、お前らに思い知らせてやる」と警告。
最後はイタリア語で「このビルは、俺の物だ」と宣戦布告するのでした。
『ヴィンチェンツォ』第1話感想
夢中になったのは主人公ヴィンチェンツォの人物像!
冷酷な人物でためらいもなく人を殺すが、自分の正義を貫くダークヒーローのような雰囲気がかっこいいです!
暗殺者たちを銃殺するシーンでの、氷のように冷たい目には背筋が凍りました!
ソン・ジュンギの演技が素晴らしい!
父娘でありながら馬が合わず、法廷で抗争を繰り広げるホン・チャヨンとホン・ユチャンの関係性は衝撃的でした!
「縁を切る」と言い合うほど険悪な仲ですが、クムガ・プラザの危機を前に今後どのように2人の関係性が変化していくのか注目です!
視聴する前は暴力的な描写が多いドラマかと想像していましたが、意外とコミカルな要素もあり、笑えるシーンがたくさんありました!
特に、クムガ・プラザの住居者たちのクセが強く、冷静なヴィンチェンツォが周囲に振り回される姿が面白かったです!
個性豊かな住居者の面々とヴィンチェンツォとの今後のやりとりも楽しみ!
物語は幕を開けたばかりで、謎もたくさん!
15トンの金塊が隠されているという部屋には一体どんな秘密があるのか?
ヴィンチェンツォの真の目的が気になります!
また、無実の罪で収監中の女性オ・ギョンジャとヴィンチェンツォには何らかの関わりがある様子!
少しずつ謎が明かされていく展開を楽しみに待ちたいです!
最後はクムガ・プラザがバベル建設の物に!
ヴィンチェンツォはクムガ・プラザを取り返し、無事に金塊を回収することができるのでしょうか!
ヴィンチェンツォの今後の活躍に今からワクワクが止まりません!
\ヴィンチェンツォ第2話はコチラ/
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【ヴィンチェンツォ】第2話あらすじ・感想(ネタバレあり)
1話では、イタリアマフィアの顧問弁護士ヴィンチェンツォ・カサノと、クムガ・プラザの個性的な面々との出会いが描かれました。 ヴィンチェンツォの目的はクムガ・プラザを壊し、地下に眠る金塊を回収することでし ...
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