9話では、イソを長家(チャンガ)に引き入れようとしたり、ビョンホンにも独占契約を持ちかけるなど、デヒが徹底的にセロイを妨害しようとしました。
一方で、セロイのタンバムは株式会社ICへと成長を遂げました。
そして、イソがグンウォンの自白を録音することに成功し...というシーンで終わりました。
続きの10話では、イソのファインプレーがどのような展開を呼ぶのでしょうか。
デヒを長家(チャンガ)から追い出すことができるのでしょうか!
目次
『梨泰院(イテウォン)クラス』10話あらすじ(ネタバレなし)
衝撃的なスキャンダルにより長家(チャンガ)が大損害を受ける中、難しい決断を迫られることになったデヒ(ユ・ジェミョン)は、会社の将来を左右する重大な局面に臨む。
引用元:Netflix
『梨泰院(イテウォン)クラス』10話あらすじ※ネタバレあり
10話の登場人物
- パク・セロイ(パク・ソジュン)
- チョ・イソ(キム・ダミ)
- チャン・グンス(キム・ドンヒ)
- オ・スア(クォン・ナラ)
- チャン・デヒ(ユ・ジェミョン)
- チャン・グンウォン(アン・ボヒョン)
- カン・ミンジョン(キム・ヘウン)
- チェ・スングォン(リュ・ギョンス)
- マ・ヒョニ(イ・ジュヨン)
- イ・ホジン(イ・デビッド)
- オ・ビョンホン(ユン・ギョンホ)
- オ・ヘウォン(チェ・ユリ)
詳しいキャスト・相関図はこちら⇒『梨泰院(イテウォン)クラス』キャスト・登場人物・相関図の紹介
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【梨泰院(イテウォン)クラス】 キャスト・登場人物・相関図(日本語)の紹介
世界的流行を呼んだ韓国ドラマ『梨泰院(イテウォン)クラス』。 日本の芸能界でもファンが多く、黒柳徹子、今田耕司、有吉弘行、藤田ニコルなどがファンだと公言しています。 ここでは、新たな韓流ブーム旋風を巻 ...
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イソがグンウォンの自白を録音
グンウォン(アン・ボヒョン)の自白の録音に成功したイソ(キム・ダミ)。
グンウォンに熱いコーヒーをぶっかけ、カフェから逃げます。
グンウォンはイソを追いかけ、捕まえるとイソの頬を平手打ちしました。
倒れたイソは梨泰院の真ん中で大声を上げて助けを求めます。
ぞろぞろと集まる人々。
グンウォンは「確かなものは1つ」と言い、札束を周囲にばらまきます。
すると周囲にいた人々はお金を拾い始めました。
グンウォンが「どこだろうと、韓国は全てカネで解決...」と言いかけたところで何者かに顔を殴られます。
殴ったのは、セロイ(パク・ソジュン)でした。
イソは「お父さんのひき逃げを自白した内容を全て録音しました!これを使えば再捜査が可能かも!」と興奮した様子でセロイに報告。
イソの顔の怪我に気付いたセロイはグンウォンに殴りかかろうとしますが、イソが制止します。
まもなく警察が到着し、グンウォンを連行。
セロイは「ごめんな」とイソに謝り、優しく抱きしめるのでした。
ミンジョンがデヒに息子を切るよう助言
翌日。
グンウォンの暴力事件はテレビのニュースで大々的に取り上げられ、イソがグンウォンの自白を録音した音声ファイルをSNSで公開します。
長家(チャンガ)は世間から大きな非難を浴び、激昂した会長デヒ(ユ・ジェミョン)はグンウォンを何度もビンタ。
グンウォンは会長室を退出し、続いてミンジョン(キム・ヘウン)が会長室へ。
ミンジョンは「10年前のひき逃げ事件とその隠蔽工作の捜査が入れば会長も危険です」と警鐘を鳴らし、グンウォンを切り捨てるようデヒに助言します。
イソが2つの条件を出す
ホジン(イ・デビッド)から連絡を受けたセロイは、イソも連れて約束の場所へ。
そこにはミンジョンの姿もあり、セロイはイソを紹介します。
ミンジョンは、イソがグンウォンの自白の録音をSNSにアップしたせいで長家(チャンガ)の株価が暴落し困っていることをイソに伝えます。
するとイソは「株価暴落はいつか起きたことです」と主張し、「今がチャンスです」と告げました。
今ごろ株主は”会長の家族に率いる資格はない”と考えていると予想するイソ。
そこでセロイが「今が代表理事の解任議案を提出するときです」とミンジョンに作戦の実行を促します。
ミンジョンはホジンに意見を仰ぐと、ホジンは「十分可能でしょう」と返答。
イソは「デヒ会長は長家(チャンガ)そのものだから、下手に動くとリスクが大きい」と言い、成功するには2つの条件をクリアすべきだと主張するのでした。
1つ目の条件
セロイとミンジョンはオ・ビョンホン元刑事(ユン・ギョンホ)の元へ向かいます。
すると路上で娘ヘウォン(チェ・ユリ)を捜すビョンホンと遭遇。
ビョンホンはセロイに「自首することに決めたんだ」と言いました。
セロイに関して全てのことをヘウォンに告白したところ、ヘウォンは急に家を飛び出してしまったのでした。
3人で手分けしてヘウォンを捜索していると、ミンジョンが公園のベンチに座っているヘウォンを発見。
セロイやビョンホンも到着すると、ヘウォンは目に涙を浮かべながらセロイの方を向き「私のパパがセロイおにいちゃんのパパに...警察官なのにひどいよね。おにいちゃんに悪くて...」と言いました。
そして、「パパと離れたくない」と言い泣き出します。
ミンジョンは「かっこいいパパは、もっとかっこいいパパになろうとしてるの。だから勇気を出して責任を取るのよ。パパを分かってあげて」とヘウォンに言いました。
ビョンホンはヘウォンを抱きしめ、「ごめんよ。これからは堂々と生きる。泣かないで」と告げるのでした。
デヒを会長の座から引きずり下ろすためにイソが出した条件の1つ目は、グンウォンの立件。
そのためにはビョンホンの自首が必要だったのです。
こうしてグンウォンは書類送検されることになりました。
2つ目の条件
イソが出した2つ目の条件は、デヒ会長の考えを把握することでした。
「息子を守るのか、傍観しているのか。あるいは見捨てるか。それがカギです」と主張するイソ。
「息子を守るか傍観するなら勝算はあります。でも息子を見捨てて会社を選んだら?背を向けたはずの株主も会長を見直すでしょう」と主張するイソに、長家(チャンガ)か息子かどちらか選ぶなら、見捨てるだろうとセロイは予想します。
セロイは「会長の解任より、証拠を集めグンウォンを刑務所に...」と他の道も検討しますが、ホジンは「会長のことだし、隠蔽工作は徹底していて完璧だろう」と反論。
また、「息子が無能だと知りながら、まだ後継者のまま。会長は絶対に息子を見捨てません」とホジンは主張します。
ミンジョンは「まだ時間はある。今は様子見よ」と言うのでした。
デヒが長家(チャンガ)を作った理由
長家(チャンガ)の株価暴落が続いているため、スア(クォン・ナラ)はデヒにグンウォンを切り捨てるよう進言します。
デヒはスアを座らせ、長家(チャンガ)を作った理由について語り始めました。
「俺は激動の時代、4人兄弟の長男に生まれた。末っ子は飢え死にし、道端の腐った物を食べて弟たちも死んだ。家族を飢えさせず、十分食べさせたくて長家(チャンガ)を作った。なのに、自分の手で息子を切れと言うのか?到底無理だ」とデヒは言います。
そして、「業界トップの長家(チャンガ)は国民性を知らなければならない。殴られてもすぐ忘れる。8年前は株価は37%も落ちた。株価は半値になったが、半年で盛り返した。なぜか?長家(チャンガ)はおいしいからだ」と主張し、「ミンジョンは私を追い出せない。私は、長家(チャンガ)そのものだから」と自信を露わにします。
軽率であったことを謝罪するスアに「二度と俺に家族を見捨てろなどど言うな」とデヒは警告するのでした。
作戦決行
スアとデヒの会話を聞いていたミンジョン側の人間がデヒの考えをミンジョンに密告します。
デヒがグンウォンを長家(チャンガ)に残す意向だと知り、ついに代表理事解任議案を出すことに。
会議中、グンウォンが乱入し「父さんは悪くない!」と声を荒げます。
ミンジョンは「あんたのせいよ。こんな無能を常務にしたのが悪いの」とグンウォンを非難しました。
葛藤するグンス
店の屋上でグンス(キム・ドンヒ)とヒョニ(イ・ジュヨン)が話していました。
グンスは「父がどうなろうと平気だと思ってました。父の破滅する姿が想像つきません。見たくもない」と発言。
ヒョニは「当然のことだ。誰が何と言おうと、お父さんだろ」とグンスに励ましの言葉をかけます。
二人が店に戻ると、セロイはグンスに向かって「会長は俺の敵だ。罪を償わせること、彼より成功することが目標だ。そのためなら、何でもする」と言いました。
ヒョニがセロイを制止しようとしますが、続けてセロイは「悪いが、お前が傷つかないよう気遣うことはできない。したくもない。そんな薄っぺらい同情はイヤだよな」とグンスにきつく告げました。
グンスは涙を浮かべながら頭を冷やすと言い店を出ていきます。
イソはセロイに「いつかはこうなると思ってました。社長もでしょ?」と問うと、セロイは複雑な表情を浮かべるのでした。
デヒがグンウォンの罪を認める
グンウォンは、デヒの解任議案のことを心配します。
デヒは「人生を長家(チャンガ)に捧げてきた。長家(チャンガ)は俺の人生であり、この俺が長家(チャンガ)そのものだ。誰にも俺を追い出せない。自分のことを考えろ。俺は大丈夫だ」と告げました。
検察への出頭のため会長室を出ようとするグンウォンを呼び止めたデヒは「お前は後継者だ。だから厳しくしてきた。父親失格だよな。自分の息子を抱きしめたこともなかった」と言い、グンウォンを優しく抱きしめるのでした。
グンウォンが会長室を出ていくと、デヒは「そろそろ行くか」と冷たい表情で呟きます。
デヒは急慮、記者会見を開くのでした。
デヒは、グンウォンが起こした騒ぎを謝罪した上で「息子が私に言いました。”10年前のひき逃げ事件は、僕がやった”と」と涙ぐみながらに告白。
息子グンウォンの容疑を認めたのでした。
報道陣のカメラからフラッシュが巻き起こります。
デヒの会見は続き、「真相を調べると、息子の話は本当だったのです」と明かします。
検察へ向かっている途中の車内でデヒの会見の様子をテレビで見ていたグンウォンは、停車中の車から飛び出し、長家(チャンガ)へ走って引き返します。
デヒは、全ての証拠を検察に提出したことを告白。
会見の模様をテレビで見ていたセロイとホジン、ミンジョンも動揺します。
最後にデヒは「不肖の息子のせいで亡くなった被害者と遺族の皆さん、お詫び申し上げます。一生、心の中で謝り続けます」と言い、報道陣の前で土下座するのでした。
会見が終了し、デヒが記者たちに囲まれながら外へ出ると、走ってきたグンウォンが到着。
記者たちがグンウォンに詰め寄り、質問を投げかけます。
グンウォンはデヒを見つめますが、デヒは冷ややかな目でグンウォンを見て、車に乗り込むのでした。
グンウォンは涙を浮かべながら報道陣の前で自らの罪を認めました。
代表理事の解任議案も否決されました。
バトンタッチ
ミンジョンはデヒに呼ばれ「恨んではいないが、ショックを受けたのも事実」と言われ、パジン支社行きを命じられます。
夜、セロイとホジン、ミンジョンの3人は長家(チャンガ)の店で酒を飲みます。
作戦が失敗に終わり、「僕の読みが浅かった」と反省の言葉を口にするホジン。
ミンジョンは酒がまずくなるからやめるよう注意します。
ミンジョンから今後のことを聞かれたセロイは、「他の方法を考えます。絶対に諦めません」と答え、「専務だけ犠牲にしてしまいました。すみません」と謝罪。
ミンジョンがセロイの着けているパク部長の腕時計に気付くとセロイは「ここぞという時に着けます」と言いました。
ミンジョンは「1997年の通貨危機のとき、長家(チャンガ)を救ったのがコチュジャンの豚肉炒めだった」と話し始め、そのタレを作ったのが会長ではなく実はセロイの父親パク部長(ソン・ヒョンジュ)だったとセロイに教えるのでした。
デヒ会長がその功績を称えてパク部長に渡したのが、セロイが着けている腕時計だったのです。
ミンジョンはセロイに手を出すように言うと、出された手を叩き、「バトンタッチよ。勝ちなさい。パク・セロイ」と激励の言葉をかけるのでした。
デヒがセロイを敵だと認める
グンウォンの裁判が開かれ、グンウォンに懲役7年が言い渡されます。
セロイとデヒは傍聴席で会います。
デヒは「ミンジョンを唆すのはいい選択だったが、長家(チャンガ)は難攻不落の城だ」とセロイに言います。
セロイは「長家(チャンガ)は、息子を犠牲にしてまで守る城ですか?」とデヒに問います。
「長家(チャンガ)のためなら俺は何だってするが、胸も痛む」と返答するデヒ。
セロイは「会長は罪を償っていない。次は、あんたの番だ」と警告します。
デヒは「このチャン・デヒが、君を敵だと認めた。君をぶっ潰してやる」と宣言。
セロイも負けじと「僕も、自分の全てを懸けて、同じことを誓います」と宣言するのでした。
セロイが父親の墓を訪れる
セロイは、父パク・ソンヨルの墓を訪れます。
「不肖の息子だけど、いい仲間に恵まれたよ。一人残して心配だったでしょ。もう心配せず、安らかに眠って」とお墓に向かって言います。
父と酒を飲み交わした日のことがよみがえり、「酒の味は?息子よ」と父親が尋ねます。
セロイは目に涙を浮かべ、「まだ...苦いよ」と答えるのでした。
『梨泰院(イテウォン)クラス』10話感想
10話は、デヒの強さに悔しさを感じる回となりました...。
グンウォンの自白を録音したイソのおかげで、優勢に見えたセロイたち。
デヒの会長解任案を出しますが、デヒがグンウォンを切り捨てたことで失敗に終わりました。
長家(チャンガ)のためなら息子をも見捨てるデヒの冷徹さには度肝を抜かれました!
同時に、兄弟たちに腹いっぱい食べさせたいという理由で長家(チャンガ)を作ったという経緯も明かされ、人間味も感じました。
グンウォンに激怒するシーンといい、報道陣に号泣しながら謝罪するシーンといい、デヒを演じるユ・ジェミョンの演技には圧倒されますね!
また、立派な父親になるため、ついに自首を決意したビョンホンの姿もかっこよかったですね!
泣くヘウォンに「堂々と生きる」と伝えるシーンは感動ものでした!
葛藤するグンスが今後どのような行動をとるのかにも注目ですね!
グンウォンを刑務所に入れたことで一歩前進はしたものの、デヒの会長解任には失敗したセロイたち。
ミンジョンからバトンを託されたセロイはこれからどのように闘っていくのでしょうか。
そして、ついにデヒがセロイを敵だと認めました。
一筋縄にはいかない二人の攻防にまだまだ目が離せません!
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