【ゴールデンカムイ】アニメ第3期　35・36話あらすじ・感想(ネタバレあり)

まずは33・34話を振り返り！

皇帝暗殺の罪で指名手配となったウイルク、キロランケ、ソフィアの3人が写真館を営む長谷川幸一のもとで日本語を教わった過去が描かれました。

しかし、実は長谷川は日本軍のスパイで、若き日の鶴見中尉であることが判明。

亜港監獄に到着したキロランケたちは、何とかソフィアを脱獄させることに成功しました。

そして、アシリパはついにウイルクのアイヌ語の名前こそが入れ墨の暗号を解くカギだと気付くことに。

一方、杉元の一行も遅れて亜港監獄に到着しました。

最後は、氷点下の海に転落しそうになった白石を杉元が救い...というシーンで終わりました。

 

続きの35・36話では、アシリパが気付いた入れ墨の暗号のカギが明かされるのか？

白石と予期せぬ再会を果たした杉元は、アシリパとも再会できるのか！？

ついに第3期も最終局面に突入！！

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【ゴールデンカムイ】アニメ第3期　35・36話あらすじ(ネタバレなし)

第三十五話 罪穢れ
刺青の暗号を解く鍵に気づいたアシ(リ)パの変化を、尾形は見逃さなかった。彼女を連れ出した尾形は、思い出したことを教えるよう促すのだが、離れた場所で聞き出そうとする態度にアシ(リ)パは疑念を抱く。

第三十六話 生きる
負傷した谷垣に代わってキロランケを追う月島と鯉登だが、キロランケの仕掛けた爆弾によって月島が重傷を負う。戦いは鯉登とキロランケの一騎打ちとなり、キロランケは致命傷を負いながらも鯉登を追い詰める。

引用元：U-NEXT

 

【ゴールデンカムイ】アニメ第3期　35・36話あらすじ※ネタバレあり

第35話「罪穢れ」

スヴェトラーナの真相

杉元と白石が思わぬ再会を喜び合っている頃、尾形は入れ墨の暗号を解くカギに気付いたアシリパの変化を見逃しませんでした。

キロランケとソフィアから離れた場所へ彼女を連れ出すと、思い出したことを教えるよう促します。

その頃、杉元を捜索する月島軍曹たち。

すると、月島は監獄から脱獄したスヴェトラーナを発見します。

老夫婦との約束について説明する月島ですが、スヴェトラーナは退屈な島の生活から逃げ出したかったことが判明…！

家に帰りたがらない彼女に、「生きていることくらい伝えたらどうだ！どんな気持ちであんたを待ってるか...」と感情がこみ上げる月島。

スヴェトラーナは脱走兵の男と強盗をして捕まり、そのことを親に知られたくなかったのでした...。

涙の再会

一方、杉元の捜索中、亜港監獄の脱獄囚の襲撃を受ける谷垣と鯉登少尉。

脱獄囚の放った銃撃の音を耳にした尾形が双眼鏡で確認すると、白石と共に近づいてくる杉元の姿を捉えました！

殺したはずの杉元の生存に動揺した尾形は、杉元から離れるようにアシリパを移動させます。

アシリパは、尾形からのっぺら坊が射殺される直前キロランケがどこかに合図を出していたことを聞かされ、動揺が隠せず。

尾形は、網走監獄で杉元と交わした会話をでっちあげ、アシリパから暗号のカギを聞き出そうと企みます。

しかし、明らかに事実と異なる点に気づいたアシリパは急いで尾形から離れ、彼に矢を向けます。

本性を見せた尾形は「俺を殺してみろ」とアシリパを挑発し、「お前の父親を殺したのは俺だ」と真実を告白しました。

アシリパは驚きを見せますが、弓を下ろし、「私は殺さない」と断言。

すると逆に尾形に銃を向けられますが、その瞬間尾形の背後から杉元の怒声が！

驚いたアシリパは思わず矢を放ってしまい、尾形の右目に命中してしまいます。

「あの子を人殺しにはさせねえ！」と必死な思いで尾形に応急処置を施す杉元。

その後、アシリパの手を掴み、抱きしめます。

2人は瞳を潤ませながら、再会の喜びに浸るのでした。

牙をむくキロランケ

亜港監獄の脱獄囚を倒した後、銃声を調べに来たキロランケと遭遇した谷垣。

その姿を見るや、彼に重傷を負わされたインカラマッの恨みを晴らすべく鬼の形相で襲いかかります。

死闘の末、キロランケは谷垣に深手を負わされ、逃亡。

その後、負傷した谷垣に代わってキロランケを追う月島と鯉登ですが、仕掛けられた爆弾により、月島が重傷を負います。

怒った鯉登は一人でキロランケを追い、ついに両者は対峙するのでした...。

第36話「生きる」

キロランケの死

鯉登と一騎打ちとなり、致命傷を負わされたキロランケ。

援護に来た谷垣にとどめを刺されそうになりますが、その瞬間、アシリパが止めに入りました。

瀕死のキロランケに寄り添い、「さっき全部思い出した」と伝えるアシリパ。

それを聞き、キロランケは「この旅は無駄ではなかったんだ」と安堵の表情に。

そして、「あとは頼んだぞ」と、アシリパに少数民族独立への想いを託して息絶えました...。

その後、一同は流氷でキロランケの墓を作ります。

杉元は、キロランケから真実を聞けなかったアシリパに、のっぺら坊が死の直前に”アイヌを殺したのは自分じゃない”と言っていたと打ち明けます。

その後、北海道へ戻ることにした杉元たち。

一方、姿の見当たらないソフィアはキロランケの墓の前にやって来ていました。

そして、「さよなら、坊や...。忘れないわ」と別れを告げるのでした...。

相棒の契約更新

スヴェトラーナや、道中で再会した岩息も加え、亜港のニヴフ民族の集落に滞在する杉元たち。

月島はスヴェトラーナに、「生きていることさえ分かれば、真っ黒な底から抜け出せる」と、両親に必ず手紙を書くようにすすめます。

月島と約束したスヴェトラーナはその後、”サンクトペテルブルクで成功し、両親を呼び寄せる”という大志を抱き、岩息と共に出発するのでした。

北海道へ戻る前に、尾形の治療が必要だと判断した杉元たち。

亜港の町で接触した医者に尾形を診てもらうものの、手術の甲斐もなく残りの命はわずかだと告げられます。

ところが、尾形は奇跡的に意識を取り戻し、杉元たちの隙を突いて病院から逃亡！

馬に乗り、不気味に笑いながら去っていくのでした...。

その後、出発の準備をする杉元たち。

アシリパは、アイヌを殺した人物、父ウイルクに起こったことなど、金塊を見つけることでまだ埋まっていない空白を埋められるかもしれないと考えます。

一方、鶴見中尉と協力する代わりに、金塊の分け前をもらう約束をしていた杉元。

”まだ道は同じ”であることを確認した2人は再び相棒となります。

しかし、杉元には別の思いも。

”アシリパさんを、この金塊争奪戦から解放する”

それこそが、今の杉元にはカネを得ることと同等に大切な目的となっていたのでした。

【ゴールデンカムイ】アニメ第3期　35・36話感想

スヴェトラーナに対し、感情がこみ上げる月島の姿が印象的でした！

大切な女性の生死に翻弄された過去があるからこそ、その言葉には重みがありましたね...。

また、スヴェトラーナと岩息が大陸で繰り広げるという大冒険が気になる！

 

キロランケが悲しい最期を迎えることに…。

手段は過激だったとしても、少数民族の将来のために戦ったその生き様には引き込まれました！

一方、キロランケに別れを告げ、アシリパたちとも離れ離れになったソフィアは今後どうするつもりなのか？

 

尾形のサイコパスぶりが際立っていましたね...！

不殺を貫こうとする者たちの存在を全否定する態度が恐ろしすぎる！

杉元たちの元から逃亡した尾形ですが、彼が金塊争奪戦に関わろうとする真の目的は一体？

むしろ目的なんかないのか...？

ロシア語が話せることも判明し、尾形にはまだまだ隠された秘密がありそうです！

 

杉元とアシリパがついに再会！

網走監獄で掴めなかったアシリパの手を、今度は杉元がしっかりと掴むところが感動的でした！

思い返せば、2人が初めて名乗り合った場面でも手をつないでいたので感慨深い！

 

また、アシリパを人殺しにはさせまいと憎き相手である尾形を救ったり、”アシリパを金塊争奪戦から解放する”という思いを抱いたりと、杉元にとってアシリパの存在が大きくなっているのも注目ポイントですね！

 

杉元とアシリパが再び相棒となって終了した第3期。

アイヌを殺して金塊を奪ったのは誰か、キロランケはなぜウイルクの殺害を命じたのか。

まだまだ多くの謎が残されたまま！

また、鶴見中尉や土方歳三の動向も気になる！

 

北海道への帰路についた杉元たちに、今後どんな物語が待っているのか！？