15話では、チョルガンが死亡し、ジョンヒョクやチス達は国家情報院に連行されてしまいました。
取り調べを受けたジョンヒョクは一人で罪を被ろうとしました。
ケガの完治しないセリは倒れてしまい、危篤状態に陥りました。
一方で、スンジュンはダンに指輪を贈り、真っ直ぐ生きる決意を表明。
しかし、北朝鮮を発つ直前にダンを人質に取られ、救出に向かうも銃弾を受け倒れました。
そして最後は、セリとスンジュンの心停止を告げる音が鳴り響き...というシーンで終わりました。
いよいよ最終話!
16話では、命の危機に晒されたセリとスンジュンは助かるのでしょうか!
また、ジョンヒョクたちは無事に北朝鮮への帰還を果たすことができるのか!
そして、セリとジョンヒョクの禁じられた愛の物語はどんな形で幕を閉じるのでしょうか!
目次
『愛の不時着』最終回16話あらすじ(ネタバレなし)
出発が迫るジョンヒョク(ヒョンビン)は、時間をこえてセリの心を温めるようなサプライズを用意する。悲しみの中で、復讐を果たすべく動いだすダン(ソ・ジヘ)。
引用元:Netflix
『愛の不時着』最終回16話あらすじ※ネタバレあり
最終回16話の登場人物
- リ・ジョンヒョク(ヒョンビン)
- ユン・セリ(ソン・イェジン)
- ク・スンジュン(キム・ジョンヒョン)
- ソ・ダン(ソ・ジヘ)
- ユン・ジュンピョン(ナム・ギョンウプ)
- ハン・ジョンヨン(パク・ウンジン)
- ユン・セジュン(チェ・デフン)
- ド・ヘジ(ファン・ウスレ)
- ユン・セヒョン(パク・ヒョンス)
- コ・サンア(ユン・ジミン)
- ホン・チャンシク(ゴ・キョピル)
- パク・スチャン(イム・チョルス)
- チョ・チョルガン(オ・マンソク)
- ピョ・チス(ヤン・ギョンウォン)
- パク・グァンボム(イ・シニョン)
- キム・ジュモク(ユ・スビン)
- クム・ウンドン(タン・ジュンサン)
- コ・ミョンウン(チャン・ヘジン)
- コ・ミョンソク(パク・ミョンフン)
- リ・チュンリョル(チョン・グックァン)
- キム・ユンヒ(チョン・エリ)
- チョン・マンボク(キム・ヨンミン)
- チョン社長(ホン・ウジン)
- オ課長(ユン・サンフン)
- リ・ムヒョク(ハ・ソクジン)
- ナ・ウォルスク(キム・ソニョン)
- マ・ヨンエ(キム・ジョンナン)
- ヒョン・ミョンスン(チャン・ソヨン)
- ヤン・オックム(チャ・チョンファ)
- キム・ヨンへ(キム・ヨンピル)
詳しいキャスト・相関図はこちら⇒【愛の不時着】キャスト・登場人物・相関図の紹介
-
【愛の不時着】キャスト・登場人物・相関図(日本語)の紹介
第4次韓流ブームの火付け役となった韓国ドラマ『愛の不時着』。 梨泰院(イテウォン)クラス同様、日本の芸能界でも黒柳哲子、笑福亭鶴瓶など多くの有名人がファンだと公言しています。 ここでは一大センセーショ ...
続きを見る
スンジュンの最期
意識不明の状態で病院へ搬送中のスンジュン(キム・ジョンヒョン)が目を覚まします。
ダン(ソ・ジヘ)は、昨晩スンジュンに言われたことを振り返り、「あなたにチャンスをあげようと思った。あなたを待とうと思った」と泣きながら告げました。
また、好きだと告白されたことに対しては「そう言ってもらえて嬉しかった」とダンは答えました。
するとスンジュンは呼吸器を外し、手を差し伸べます。
ダンがスンジュンの手を握ると、スンジュンは「あの時、何がよかったの?ラーメンの時、”そういう男”?それとも俺?」と尋ねます。
ダンが「あなたよ。あなたのことだった」と答えると、スンジュンは「だと思ってた」と告げて、絶命。
ダンは「目を開けて」と泣き続けました。
セリが回復する
セリ(ソン・イェジン)が心停止の状態に陥りました。
ただちに心肺蘇生が行われ、何とかセリの心臓は再び動き始めました。
セリが目覚めると、ジョンヒョク(ヒョンビン)たちの北朝鮮への送還が決まったことがジョンヨン(パク・ウンジン)より伝えられます。
チュンリョル(チョン・グックァン)が北で服役中の南のスパイ9人とジョンヒョクたちの交換を提案し、国家情報院は、その申し出が韓国に有利な取引だったため応じることになったのでした。
ジョンヒョクらは今から発つと知らされたセリは「別れの挨拶なら何度もしたわ。危篤だったとリさんに知られたくもない」と見送りを拒否。
しかし、ジョンヨンはジョンヒョクが「あなたの意識が戻るまで、食事もせず眠りもせず、何日もそばにいたわ。意識が戻るのを見届けてから帰っていった」と打ち明け、「何度別れを告げても、会いたいでしょ?行かないの?」とセリを諭します。
セリは涙を流しながら「行くわ。連れていって。すごく会いたい」と本心を漏らし、ジョンヨンの運転でジョンヒョクの元へ急ぎました。
セリとジョンヒョクの本当の別れ
北朝鮮への送還が決まったジョンヒョク達は護送車で運ばれます。
軍事境界線に到着すると、境界線の向こう側で北朝鮮軍も到着。
ジョンヒョク達との交換が行われます。
すると、ジョンヒョク達が境界線を踏み越えたところでセリが到着。
手錠をはめられているジョンヒョクらの姿を見て当惑したセリは、叫びながらジョンヒョクの方へ走っていきます。
ジョンヒョクは必死に「走るな!」と叫びますが、セリは止まりませんでした。
ジョンヒョクはそばに立つ兵士たちを振り払い、境界線を越えて韓国側へ戻りセリと抱き合いました。
北朝鮮側と韓国側が一斉に銃を向け合う緊迫した空気になります。
セリが「なぜ手錠を?納得できない。南に残って」と告げると、ジョンヒョクは「心配ない。万が一何か起きたとしても、君のせいじゃない。後悔もないし、君と出会えたことに感謝してる」と返しました。
セリが「私も感謝してる。もう会えないの?二度と会えない?一生?会いたくてたまらなくなったらどうしよう」と涙を流すと、ジョンヒョクは「会いたいと心から願えば会いたい人に会えるかと聞いたろ?きっと会える。愛してる」と前向きなメッセージをセリに告げました。
セリも「愛してる」と伝えますが、そこで二人は引き離されてしまいます。
ジョンヒョクは再び境界線を越え、連行されていきました。
チス(ヤン・ギョンウォン)やウンドン(タン・ジュンサン)らも遠くから「元気で」とセリに別れの挨拶をします。
セリは泣きながら彼らを見送り「さようなら。みんな元気で。ケガしないでね」と別れの言葉を呟くのでした。
ジョンヒョクらが北朝鮮へ帰還
その後、ジョンヒョク達を乗せた護送車は森の中を進みます。
しかし、途中で止まり彼らは降ろされました。
すると軍事部長が姿を現し、ジョンヒョク達を殺そうとします。
絶体絶命のピンチに陥るも、そこへチュンリョルが兵を引き連れ登場。
チュンリョルは抵抗しようとした軍事部長を射殺し、ジョンヒョクらを救出しました。
チュンリョルと共に家に帰ってきたジョンヒョクは、母ユンヒ(チョン・エリ)と涙の再会を果たします。
一方、家族の元に帰って来たマンボク(キム・ヨンミン)も、息子ウピルと妻ミョンスン(チャン・ソヨン)との再会に涙しました。
セヒョン夫妻が逮捕される
スンジュンを失ったダンは放心状態となるも、彼の復讐に燃え行動を開始。
ダンはチョン社長(ホン・ウジン)と会い、スンジュンを襲った暴力組織の一員の居場所と、組織にお金を渡した人物について聞き出します。
一方、退院したセリは実家に寄り、セヒョン(パク・ヒョンス)夫妻を呼び出します。
国家情報院のキムチーム長がオ課長(ユン・サンフン)を連れてくると、チョン社長によってセヒョン夫妻が犯罪に関わった証拠がセリの元に送られたということがオ課長の口から暴露されました。
セヒョンとサンア(ユン・ジミン)は、殺人と誘拐の教唆、犯罪者への利益供与などの罪で国家情報院に連行されていきました。
ジョンヒョクからのメール
セリが自宅に戻ると、冷蔵庫にはジョンヒョクによって麺のゆで方を記したメモが貼られていました。
冷蔵庫の中にも食材が用意されているのを確認したセリは、その場に泣き崩れました。
セリが眠りにつこうとすると、一通のメールが届きます。
驚いたことに、それはジョンヒョクからのメールでした。
実は、ジョンヒョクは韓国を発つ前、キムチーム長から教わりメールの予約を行っていたのです。
その後、「朝食抜きはよくない。リンゴだけでも食べて」「運転をするときは横も見るように」「食事は仲間と楽しくおいしく食べること」「12時半から30分間散歩をしよう。僕もその時間に歩くよ」などのメールが度々セリに送られてきました。
セリは、数日ごとに届くジョンヒョクからのメールを励みに楽しく日々を過ごすよう努めるのでした。
ヨンエ達との思い出
ヨンエ(キム・ジョンナン)達の元をダンの母ミョンウン(チャン・ヘジン)が訪ねてきます。
ミョンウンはヨーロッパへ行った際に買ったセリズ・チョイスの新製品をヨンエ達にそれぞれ渡しました。
商品を見ると、そこにはヨンエ達の似顔絵が描かれていました。
セリは、たとえ短かった縁でも大事にして思い出の品を作っていたのです。
”恋しさ”と名付けられたその商品を眺めながら、ヨンエ達は感極まるのでした。
結婚は破談に
ダンの母ミョンウンがジョンヒョクの実家を訪ね、結婚の破談を申し出ました。
結婚が破談となったダンは、別れの挨拶をしにジョンヒョクの家を訪ねます。
ジョンヒョクが不在の間スンジュンと一緒に一度この家に来たことをジョンヒョクに伝え、その際に偶然見つけた彼のカメラを修理して持ってきていました。
ダンは「中身を見て、スイスで私に無関心だった理由が分かりました。全てはその時から始まってたんですね」と告げました。
ダンが帰ると、ジョンヒョクはカメラの中身を確認します。
そこには橋の上で自殺を図ろうとしていたセリを写した一枚も入っていました。
ジョンヒョクはセリの姿を見て、微笑むのでした。
セリが花を育て始める
セリの元に、ジョンヒョクから鉢が1つ届けられます。
ジョンヒョクはメールで、「適度に水をやること、日光に晒しすぎもよくない、1日10個きれいな言葉を」と花の育て方をレクチャー。
セリはジョンヒョクの指示通りに花を育て始めました。
そうして1年が経過し、セリは誕生日を迎えます。
いつものようにジョンヒョクからメールが届きますが、メールの予約は1年分しかできないため、これが彼からの最後のメールとなりました。
メールには「花は咲いたかな。エーデルワイスの花だ。その花が咲く国で会おう。いつとは言えない。だけど、お互いに努力すれば運命が僕たちを導いてくれるはず」と書かれていました。
セリは「そんな漠然と...」と困惑するのでした。
セリとジョンヒョクが奇跡の再会
一方、ジョンヒョクは隊員たちやヨンエたちを家に招き食事をします。
ジョンヒョクは、召喚除隊となり国立交響楽団で演奏することが決まったことをヨンエらに報告。
新中隊長にはチスが任命されていました。
ジョンヒョクは皆と楽しい時間を過ごします。
そして、ジョンヒョクは舎宅に別れを告げるのでした。
一方、セリはセジュン(チェ・デフン)に、低所得者層の優秀な子供へのクラシック音楽教育を支援する財団を設立するという事業を提案。
ジョンヒョクと再会できる可能性を追い求めてセリはスイスへ行きます。
しかし、昔ジョンヒョクがピアノを弾いていた桟橋などを訪れるも、彼に会うことはできませんでした。
帰国して落胆するセリに、ジョンヨンが「望みが薄いのに行き続けるの?」と問います。
セリは「会いたいと願わないと、生きていられないから」と答え、「だけどあの人は、私がどこにいても、見つけてくれるの。いつかは会えるはず」と希望を胸に抱きました。
セリは翌年も奨学金支援事業を通してスイスへ行きますが、ジョンヒョクと思って近づいた人は別人でした。
その後、セリはパラグライダーをします。
しかし着地に失敗。
独り言を呟くセリに、「そんなにひどい着地ではなかった。今回は正しい場所に落ちた。落ちたんじゃなくて降臨だったっけ」と男の人が声をかけてきました。
セリが声の主を確認すると、それはジョンヒョクでした。
目の前に立つジョンヒョクにセリは驚きます。
ジョンヒョクが「会いたかった」と告げると、セリは涙目になりジョンヒョクに抱きつきました。
セリは「信じてた。リさんだったらきっと私を見つけてくれるって」と告げ、ここへ来た方法をジョンヒョクに尋ねると、ジョンヒョクは「列車を乗り間違えた。そしたら着いたんだ。来たいと願い続けた、この場所に。僕の目的地に」と答えました。
奇跡の再会を果たした二人はキスを交わすのでした。
エピローグ
セリは2週間の休暇を取り、スイスに向かいます。
この2週間がセリにとって人生で一番幸せな日々だったのです。
スイスに到着し、支援している学生のコンサートを聴いていると、ジョンヒョクも到着。
セリの隣に腰掛け、一緒に演奏を眺めました。
その後、セリとジョンヒョクは芝生の上でピクニックをし、肩を寄せ合い幸せな時間を過ごすのでした。
『愛の不時着』最終回16話感想
ついにセリとジョンヒョクの愛の物語が完結を迎えました!
二人の禁断の愛が果たしてどんな結末を迎えるのか気になりましたが、最後は1年に2週間だけスイスで会えるという形になりました。
とても素敵で感動的なラストでしたね!
セリがスイスに滞在する2週間を「私にとって1年のうちで一番幸せな日々」と捉えていたのが印象的でした。
これからも1年にわずか2週間しか会えない関係であろうと、愛する人と過ごせる幸せを噛みしめる二人の姿には感極まりました!
愛することに国境や時間は関係ないということを教えられたように思います。
一方、ダンとスンジュンの恋は悲しい結末を迎えてしまいましたが、二人のロマンスはドラマ後半を盛り立ててくれましたね!
詐欺師として登場し、家族のことでセリに嘘の報告をするなど、当初はスンジュンに対して悪い印象を抱いていましたが、実は人間味にあふれるキャラクターでしたね。
最後は命を落とす結果となってしまいましたが、ダンと恋に落ち、人として変わろうとしたスンジュンはかっこよかったです!
ダンの方も一途に想ってきたジョンヒョクとの恋は成就しなかったものの、初恋の相手を長く想い続ける姿は素敵でした。
冷たい表情が多い中、時折見せる可愛らしい表情はとても魅力的でしたね!
本ドラマは、軍の陰謀や家族の問題、軍事境界線などシリアスな面を描きながらも、思わず笑ってしまうようなコメディシーンも随所に散りばめられ、シリアスさと笑いのバランスが絶妙なドラマだと思いました!
また、当初は森の中での出会いが初対面だと思われていたセリとジョンヒョクの関係が実は以前にも会っていたという設定だったりと、驚きの展開の連続で瞬く間にストーリーの虜になりました!
また、セリと舎宅の奥様達、セリと第5中隊の隊員達など、政治や文化の違いを越えて育まれていく絆や友情にも感動しました!
冷えたセリの家族関係についても、継母ジョンヨンとは確執が消えて最後には良好なものとなったので、とても心温まる気持ちになりました。
そして何より本ドラマにおける俳優陣の演技に脱帽でした!
特に主人公を演じたソ・イェジンとヒョンビンの演技には魅了されました。
セリを演じたソン・イェジンは、北朝鮮でのか弱い印象のセリと、会社の代表として自信に満ち溢れた雰囲気と佇まいを見せる韓国でのセリを演じ分けていて引き込まれました!
北朝鮮にいる時と韓国にいる時とで別人のように見えるので、ソン・イェジンの演技の幅の広さには驚きました。
一方で、ジョンヒョクを演じたヒョンビンの繊細な演技にも魅力がたくさんありました!
普段は正義感の強い実直な軍人が、セリに恋心を抱いてから垣間見せる嫉妬している様子などは、ヒョンビンのコミカルな演技が光っていて面白かったです。
何よりセリのために戦い、セリを守リ抜こうとするときの演技がかっこよかったですよね!
主演の二人以外にも、悪役チョ・チョルガンを演じたオ・マンソクや、第5中隊の隊員たちの中でもひと際クセが強かったピョ・チス役のヤン・ギョンウォンなど、それぞれの役者の演技が個性豊かに輝いていました!
セリが引用したインドのことわざで、本ドラマの中で一番印象深かった”乗り間違えた列車が時には目的地まで運んでくれる”という言葉は、現在のコロナ禍に生きる我々に希望を与えてくれるメッセージだったように思います。
何が起こるか予想もつかない長い人生の中で、一見間違ったと思う選択でも、辛いと思う状況にいたとしても、実はその中には幸せを運んでくれるような何かがあるかもしれない。
そんな前向きな気持ちになれるメッセージを『愛の不時着』から受け取ることができました!
韓国だけでなく日本でも人気を呼び、いまや世界中で大ブームとなった韓国ドラマ『愛の不時着』。
今だからこそ刺さるテーマがある本ドラマを、まだ視聴していない方はぜひご覧ください!
\『愛の不時着』15話あらすじ・感想はこちら/
-
【愛の不時着】15話あらすじ・感想(ネタバレあり)
14話では、セリが意識を取り戻し、ジョンヒョクはセリに愛の言葉を伝えることができました。一方、ダンとスンジュンのキスシーンも描かれました。また、ジョンヨンがこれまで抱えていたセリへの思いも明かされ、セ ...
続きを見る